【利用者インタビュー】一人暮らしで不安を抱えていたS様のケース

「不安だらけ」だった一人暮らしを卒業。プロの伴走で得た、安心の見守りと笑い合える食卓

1. 喘息と孤独死の恐怖。「不安だらけ」だった一人暮らしの日々

以前はマンションで一人暮らしをしていました。施設への入居を決断した最大の理由は、自身の健康状態と、強く感じていた「孤独」への不安です。

私は持病の喘息がひどくて、ちょっと動くだけでも「はあはあ」と息切れしてしまう状態でした。元気な時は何も考えずにできていた掃除機がけもできず、掃除はすべてヘルパーさん任せ。ヘルパーさんがいない日は怖くてお風呂に入ることさえできなかったんです。

そんな不安に加えて、以前リハビリで通っていた先で、一人で亡くなると警察が関与して大変になるという話を聞いてしまったんです。そうなると、「もし自分に何かあったら、子供たちに迷惑をかけてしまう」という心配が常につきまとうようになりました。

夫を老人ホームに預け、その夫が亡くなった後、私は本当に自分一人になってしまいました。昔と違ってマンションでも近所付き合いが少なかったから、どこか一つ悪くなるともう不安だらけになってしまって。この不安から解放されたい、「常に人目がある生活もありかな」と考えたことが、施設探しを始めたきっかけでした。

2. 相談の決め手は「馬が合う」人柄

施設を探すにあたって、何社かのパンフレットをもらい、電話をかけました。正直なところ、話している中で、「私とは合わないな」「雰囲気が違うかな」と感じる相談員もいました。

その中で、くらすまいるの瀬川さんを選んだ決め手は、話しやすさ。昔で言う「馬が合う」というのかな。

娘って言ったら失礼だけど、なんでも話せたの。これ嫌だ、あれ嫌だ、ってはっきりも言えたし、そういう遠慮をする必要がなかった。やっぱり、中には言いにくい人もいるからね。瀬川さんは、相手に安心して喋らせる雰囲気を持っているの。私みたいに物怖じしない人間でも、話しやすいのは本当に大事なことなんです。

遠慮なく本音で話せたからこそ、私の希望にぴったりの高齢者専用集合住宅という選択肢が見つかりました。娘や孫からも近く、前の職場の子たちも気軽にコーヒーを飲みに誘いに来てくれるような立地。「私には合っていた」と心から思っています。

3. 「素人では無理」な手続きを最後まで伴走

入居が決まった後、最も大変だったのが、その周辺の手続きでした。マンションの売却相続の手続きなど、素人ではどうしたらいいか分からないことばかりでした。

「簡単にマンションを売るって言ったって、どうしたらいいか分からない」と、途方に暮れることも多かったのですが、瀬川さんは税理士の紹介も含めて、最初から最後まできちっと全部お手伝いしてくださった。あれは本当に助かりました。子供たちも「そんな簡単に(入居が)できるんかい」と驚くほどスムーズに進みました。

特にありがたかったのは、市役所や地域包括センターへ行かなければならない時にも、付き添ってくれたことです。本当なら子供たちがやらなきゃいけないことまでやってもらってね。娘は平日休みが取りにくい仕事だったので、子どもたちも「仕事休むこともほぼなかった」と、本当に喜んでくれました。

「最後まで責任を持ってやってくれる会社だ」と、心から信頼を寄せています。

4. 24時間見守られる安心感と、笑い合う食卓

この高齢者専用集合住宅へ来て、心の底から「安心感」を得られたことが一番大きいです。

夜の9時、夜の12時、明け方の3時、そして朝の6時と、定期的に見回りに来てくれるんです。私は部屋の中まで見回りに来てほしいオプションを選んだので、ちゃんと顔を見て出て行ってくれるのが分かるの。たまに起きているけど、寝たフリしているんだけどね(笑)。でも、ちゃんと気配がここまで来るから、しっかり顔を見ててくれてるなっていうのが分かる

一人暮らしで一番欠けていた「人目」が必ずあること。マンションの時のあの孤独感とは全然違う。それが何よりの安心感です。

また、ここは以前夫が入っていた介護施設とは違って、意外と自由なんです。コープも頼めるし、新聞などの受け取りもできます。刃物は持ち込み禁止ですが、それも事故を防ぐためだから納得できます。

そして、食事の時間が何よりの楽しみです。とにかく食事が美味しい。今までは一人で作って一人で食べてたけど、今はみんなで会話しながらご飯を食べるのが美味しいんです。ヘルパーさんからも「Sさんたちのテーブルが一番楽しそうだね」と言われるほど、毎日盛り上がっています。

気分が優れない時も、周りの友人が「Sさん、今日気分悪いでしょう」と声をかけてくれたり、帰り際まで一緒に来てくれたり。もう周りの友達も含めて、見守ってもらっている安心感があります。経済的にも年金だけの予算内に収まっており、ありがたいですよ。

5. 不安を抱える方へ~まず、その一歩を踏み出して~

かつての私と同じように、一人暮らしで不安を抱える方々へ、私からメッセージを送ります。

「やっぱり毎日不安で一人でいると、不思議と落ち込んでいくのよ。ここで何かあったらどうしようとか色々考えちゃって、余計体調が悪くなったりするから。ここはね、一つ踏み出してほしい」。

いいお友達ができたら楽しいし、「こういう生活も悪くないよ」。気持ちも晴れるし、ご飯も美味しい。

もし入ってみて合わなかったとしても、出られないわけでもないし、なんとでもなるから。「まず踏み出してみることかな」

瀬川さんのように話しやすい雰囲気を持ってる方が、最初から最後まで、きちっと全部お手伝いしてやってくださるから、本当に助かります。一人で抱え込まず、まずは相談してみることが、不安を解消する一番の近道だと思います。