介護施設を見極める5つのポイント|後悔しない選び方
こんにちは。
介護施設紹介センターくらすまいる 相談員の瀨川 佳代 です。
日々、ご家族から「どんな施設がいいのか分からない」「見学に行ってもピンとこなかった」というご相談を多くいただきます。
「見学したときは良さそうに見えたのに、入居してみたら…」
実際に、そう感じるご家族は多いんです。
焦って決めてしまう前に、"良い施設"と"そうでない施設"の違いを見抜くポイントを知っておきましょう。
① スタッフの対応に"安心感"があるか
あいさつが自然で、説明が丁寧かどうか。
質問にすぐ答えてくれる姿勢や、見学中に他の入居者にも気を配る余裕があるかも大切です。
忙しさを理由に雑な対応をする施設は、日常のケアにも影響することがあります。
💡ひとことアドバイス
小さな声かけや目線の高さに、"人を大切にする文化"がにじみます。
② 入居者の表情や雰囲気
共有スペースに笑い声があるか、会話が交わされているか。
入居者の表情が穏やかで、スタッフとの関係にあたたかさを感じられるかも大事なポイントです。
💡チェックポイント
「誰も目を合わせてくれない」「静かすぎる」そんな空気を感じたら、慎重に見直してみましょう。
③ 清潔さ・におい・共有スペースの整頓
施設全体の清潔感は、運営の丁寧さを映します。
廊下やトイレのにおい、掲示物や家具の古さなど、"日常の手入れ"を感じられるかを見ましょう。
💡見学時のコツ
トイレや洗面所は、ぜひ必ずチェックを。
一見きれいな施設でも、そこに日々の姿勢が表れます。
④ 費用や契約説明が明確か
料金表に曖昧な表現がないか、追加費用や医療対応費がきちんと明示されているかを確認しましょう。
「とりあえず契約を」と急がせてくる施設は注意が必要です。
費用に関する説明を丁寧に行ってくれる施設ほど、入居後のトラブルが少ない傾向にあります。
💡見極めポイント
わからないことを質問したとき、きちんと説明してくれるかどうか。
"聞きづらいこと"ほど丁寧に答えてくれる施設は信頼できます。
⑤ 見学時の"違和感"をスルーしない
説明が上手でも、どこか違和感を覚えたら立ち止まりましょう。
施設の雰囲気と、ご本人・ご家族の感覚が合うかどうかは、実際の暮らしに大きく影響します。
💬直感を信じて
「なんか落ち着かない」「スタッフがピリピリしている」――そんな印象も、大切なサインです。
🕊️ 現場で感じたワンシーン(実話)
以前、見学のご案内をしてくださった施設長さんに、入居者の方が小さなぬいぐるみを手渡していました。
「ありがとう、あとで行くね」と笑顔で受け取る施設長さん。
その瞬間の入居者さんの、少し照れたような表情が今も忘れられません。
どんなに言葉を飾っても、入居者さんの表情や行動は嘘をつきません。
"ここなら安心できそう"という感覚には、ちゃんと理由があるのだと思います。
まとめ
「良い施設」は"高い施設"とは限りません。
自分や家族が安心して過ごせる"空気感"かどうかを、見学時にしっかり感じ取ってください。
そして迷ったときは、第三者の視点で寄り添う紹介会社にご相談を。
くらすまいるは、ご家族のペースで一緒に考え、最適な暮らしの形をサポートします。

